アクアは、その驚異的な低燃費が話題となっているが、開発の狙いは単なる燃費の良さだけでなく、これから10年を見据えたコンパクトカーを提示する、ということにある。そのため、パワートレーンのほとんどが新規に設計され、車名にも“プリウス”を冠していない。また、バッテリーのサイズを約3割縮小したことで、リヤシート下への搭載が可能になった。その結果、VDA法で305リットルという、クラストップレベルの荷室容量を確保している。

燃費、デザイン、パッケージング、使い勝手、そして走り。注目すべき点は、環境性能や燃費だけではない。アクアはあらゆる面で、コンパクトカーのベンチマークを塗り替えるだろう。